三助堂鍼療院

丸の内線「新宿御苑前」駅A1出口より徒歩1分の「はり」「温きゅう」「マッサージ」院

湿布薬で治癒失速!?

近年は
本当に便利になりました。

気軽に薬局で効果の高い消炎鎮痛剤が買えます。

錠剤の物から湿布薬まで。

手軽に手に入るからこそ気を付けなきゃなりません。


僕の知っている人にこんな人がいます。

何年も肩関節に痛みを抱えており湿布薬で誤魔化してトレーニング続けている方。

病院に行っては大量に湿布薬をもらってくる方。

ちょっとでも違和感を感じたら楽になるからとすぐに湿布薬を張る方。

慢性痛をお持ちの方ほど湿布薬を手放せないみたいです。

うちの両親もかつてはそうでした。


もちろん湿布薬は大事です。

特に炎症反応(発赤、熱感、腫脹、疼痛)がひどい時や

痛みの発症初期(発生から2~4週間以内)にはとても大事です。

怪我をして痛みが起こり、痛みや炎症が長引くと神経回路に変化が生じて傷が治っても痛みが慢性的に続く「神経因性疼痛」の状態へ導かれてしまいます。

これを防ぐために発症初期に消炎鎮痛剤を使うことはとても重要なことです。

なので激しい痛み、急な怪我(骨折、捻挫、肉離れなど)による炎症反応のある場合、迷わず病院に行ってください。

もし日曜とかで直ぐに行けない場合、患部を心臓よりも高い位置にしてアイシングしてください。

消炎鎮痛剤は医師の判断のもと使用してください。


しかし、慢性期は別です。

慢性期に入った患部に長期的に湿布薬を使い続けると、治癒を大幅に遅らせます。

確かに湿布薬を張ると一時的には凄く楽になります。

それは湿布薬に含まれる消炎鎮痛剤が痛みの原因物質であるプロスタグランジン(PGE2)の生成を阻害するからです。

PGE2が阻害されることで痛みがなくなり楽になりますが、このPGE2や同時に阻害されるPGI2には血管拡張作用があり、さらにこれらを阻害することで新たに産まれる物質(LTC4、LTE4)には血管収縮作用があるのです。

つまり血管収縮作用が強く起こり、血流が阻害されるのです。

これは治癒過程において激しくマイナスとなります。

生体が持つ自然治癒力は障害部位に大量に血液を供給し栄養補給を図ります。そうすることで障害部位を修復し治癒に導くのです。


ではこの慢性痛にはどうすれば良いのか。

この慢性期の痛みには血流を良くすることが何より大事になります。

身体を冷やさないこと、お風呂なので患部を適度に温めること、やさしく患部周辺をマッサージするなどが良いと思います。

※やって痛みが増す場合はしばらく中止してください。


尚、鍼灸治療は血流改善に打ってつけです。

鍼灸は患部だけでなく全身の血流を良くするので患部組織の修復を促すのにとても良いです。

根気よく治療を続けてしっかり治癒させましょう。


慢性期の痛みでお悩みの方

湿布を張り続けている方、是非一度ご一考ください。



合谷
合谷:全身の血流を良くするのに効果的なツボです

  1. 2017/10/24(火) 18:53:54|
  2. 健康情報
  3. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad